ごはんには、炭水化物を中心に、たんぱく質やビタミン・ミネラル類など、さまざまな栄養素が含まれています。
お茶碗1杯分のごはん(150g、252kcal)でとることのできる主な栄養素を見てみましょう。
日本人の食生活は昭和40年(1965年)ごろまで、ごはんやいもなどの炭水化物が、7割以上を占めていました。昭和50年代には、ごはんを主食にたんぱく質、脂質をバランスよくとる日本型食生活が定着。
しかし最近は、ごはんの量が減り、脂質が増えて、太りすぎや糖尿病が増えています。
お米に水をすわせて炊くごはんは、量のわりにエネルギーが低め。また、お米の糖質は優先的にエネルギーとして使われます。さらに、粒で食べるため消化・吸収がゆるやかで、体脂肪の合成をうながすホルモン「インスリン」の分泌を刺激しないので太りすぎや糖尿病になりにくいのです。