お米百識

お米の栄養と、ヘルシーなごはん食

●ごはん1杯に含まれる栄養成分

ごはんには、炭水化物を中心に、たんぱく質やビタミン・ミネラル類など、さまざまな栄養素が含まれています。
お茶碗1杯分のごはん(150g、252kcal)でとることのできる主な栄養素を見てみましょう。

ごはん1杯 150g252kcal
脂質 少ない量で大きなエネルギーのもとになります。
亜鉛 からだの成長をうながし、傷のなおりを早めます。
鉄分 血液のもと。不足すると貧血などになります。
食物繊維 腸の働きをよくして、便秘や大腸ガンを防ぎます。
ビタミンB1 糖質をエネルギーに変えます。疲労回復に役立ちます。
炭水化物(糖質) からだを動かすエネルギーのもとになります。
たんぱく質 エネルギーのもとになり、筋肉や内臓を作ります。

 

●ごはん1杯に含まれる栄養成分

日本人の食生活は昭和40年(1965年)ごろまで、ごはんやいもなどの炭水化物が、7割以上を占めていました。昭和50年代には、ごはんを主食にたんぱく質、脂質をバランスよくとる日本型食生活が定着。
しかし最近は、ごはんの量が減り、脂質が増えて、太りすぎや糖尿病が増えています。

国民1人・1日当たり供給総量のPFC比率の推移 「食糧自給率レポート」

 

●ごはん食は太りにくい

お米に水をすわせて炊くごはんは、量のわりにエネルギーが低め。また、お米の糖質は優先的にエネルギーとして使われます。さらに、粒で食べるため消化・吸収がゆるやかで、体脂肪の合成をうながすホルモン「インスリン」の分泌を刺激しないので太りすぎや糖尿病になりにくいのです。

資料:クールストンら、1981年 インスリン分泌量 食後時間

 

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